Cephalotus follicularis Hummer's giant
セファロタスの中で最も巨大な品種として垂涎の的となっているのがハマーズジャイアントで、特に大きく生長した袋は8センチにもなることが知られています。
これまでに少なくとも3つの異なるタイプの、実生ではなく株分けによる ’ 正統な本物 ’ と称される大型の株を見ましたが、ハマーズジャイアントを世に送り出したジョン・ハマー氏の写真によると、大きさ以外の形態的な特徴としては、ベレー帽のように丸みのあるフタはあまり開かず、肉厚で、樽のような印象を受けます。
ただし、このことがハマーズジャイアントかどうかを判別する根拠になるかどうかは不明です。
流通しているハマーズジャイアントのほとんどはseedling(実生)個体ですが、seedling個体の場合には、例えハマーズジャイアント同士の受粉で結実したとしても親株とは遺伝子が異なるため、巨大化するかどうかは成株になってからのお楽しみとなります。
なお、海外では愛好家の間において「Cephalotus Hummer's giant」と「Cephalotus Hummer's giant seedling」は、別の品種として明確に区別されているようです。
参考:ハマーズジャイアント